野球のノウハウ 風船

プロ野球で試合中に風船を空に放つ場面があります。ラッキーセブン、自軍の七回の攻撃に入る前にファンがふくらませておき、いっせいに放つのですが、色がチームカラーになっていまして、もし黄色ならファンがもっているのは黄色い風船ですから放たれると同時に球場全体が黄色く染まります。一度にグラウンドに落ちたら片付けるのが大変そうですが、そうならない素材で作られています。

放つのは、ファンみんなで応援歌を歌ってからです。相手の七回表の攻撃が終わりますと、場内アナウンスでいよいよ自軍のラッキーセブンの攻撃が始まることが告げられます。球場全体に大きな音で応援歌のテープがかけられることも多いですが、それに合わせてファンは熱唱します。そして歌が終わると同時に、手に持っていた風船をはなすわけです。

風船

これは球場で観戦していなくても、テレビ観戦でも同じように楽しめます。テレビでも大きく応援歌が流れるからです。プロ野球チームの応援歌は気持ちよく歌いやすいですので、テレビの前で思いっきり歌うのはストレス解消にもなります。

相手の七回表の攻撃がいつ終わるかを予想することも重要なノウハウです。あまり早くふくらませて用意しておくと、相手の攻撃時間がなかなか終わらず、ふくらませたままずっと手に持っていることになりタイミングがずれてしまうからです。球場で絶妙の間で用意できる人は野球通ということになります。